読みもの

2021/01/10 18:30


明けましておめでとうございます。
出産して早くも1年が経とうとしており、年始からしみじみとした気分でこのブログを書いています。
2020年は各方面で我慢の年となりましたね。育休をいただいている間にあの人やあの人に会って子育て話をしたい、半年過ぎたころには親子でたくさん出かけたいと思っていたので叶わぬ悔しさも多々ありましたが、今は、息子が健康に1年を迎えようとしているだけでありがたいことだなと感じています。

さて、11ヵ月を過ぎてつたい歩きもすっかり板につき、足腰も強くなってきた息子。自宅ではベビーサークルを使用しているので、早くからつたい歩きはしやすかったように感じられましたが、以前も書いたように室内でハイハイを思う存分できているかというと悩ましいところ。
そこで、近所の公園へ出かけ、思い切り体を動かしてほしくて芝生にえいっと放ちます。息子は枯れ草まみれになりながらも、笑顔で四つん這いになりこちらに向かってきては、芝生を囲む塀にタッチ。飽きずに何度もやるものですね! 通り道にある葉を掴んではじっくり観察、口に入れようとするのでハラハラ。前進する途中には草をむしって風に乗せてみたり、小さな手で土を掘り出したり。

息子が自然に触れ、興味がある物をじっと見つめ、寒空の下でもいきいきとしている姿を見ると、一瞬でも「寒いから外に出るのやめようか」と迷った自分を反省します。空や雲、木々のざわめき、葉の色や形、鳥の声、土の匂い、自然が形作る美しさを存分に感じてほしい。子どもに「見てごらん、聴いてごらん」と促す私のほうが、発見があったり癒されたりして、ついには樹木図鑑を購入。大人が嬉々として自然から学んでいる冬です。

(tocotocoスタッフ 阿部)